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ヒャッキダコウ

そうして彼らは森の奥底でひっそりと暮らすようになり、いつしか人間たちにはその存在すら忘れ去られてしまったのだ。

しかし、現代の鬼の里に突如、
かつての鬼が持っていた悪意を色濃く受け継いだ者が生まれた。
赤鬼の綾と青鬼の唯。
彼らは「今一度人間たちに鬼の恐怖を思い知らせ、鬼の尊厳を取り戻す」という途方もなく大きな野望を抱えながらすくすく育ち、綾は(鬼の中では)誰よりも強靭な肉体を、唯は(鬼の中では)誰よりも狡猾な頭脳を、わずか14歳にして手に入れたのだった。

そんな彼らにある人間界の高校から知らせが届く。
人間とバケモノの交流を図るため人間以外の生徒を40名募集する、と。
綾と唯は狂喜した
普通に人間界に行くとパパとママに怒られちゃうがこれなら堂々と人間界に潜り込めるのだ。
彼らは決意を固める。
どんな手を使ってでもその高校に進学する、と。